BLOG

署名証明書の種類

Tags:

署名証明書の取扱いについて大混乱したので、テイハンの書籍を見ながら自分なりに整理。

一般に、署名証明書には、
①委任状等の私文書に奥書きをする「私書証書認証方式」
②権限者の作成にかかる「署名証明書方式」
がある。

前者は、申請人が署名した委任状等に、外国官憲による奥書証明を受けさせるもの。
後者は、委任状とは別に証明が作成、添付されるもの。

後者の場合は、署名のみが証明されているので、登記官は、委任状等の私文書にされた署名と、署名証明書の署名とを照合しなければならない。しかし、後者の方式であっても、委任状と証明書の署名についてその同一性を確認できる限り、これを認めて差し支えない。

署名の照合について、印鑑の同一性を確認するのと同程度の範囲内で確認すれば足り、署名証明の方法を直接証明に限定すべき積極的な理由もないので、署名の真偽を判断する特別な技術を備えていなくても、申請書又は委任状の署名と当該署名証明の対象である署名との間の同一性を確認し得る限り、申請書又は委任状に直接したものでなくても差し支えない。

※ 本ブログは私見を含んでおりますのでお問い合わせは一切受け付けません。

プラスカフェ 相続
京都市左京区 設立
司法書士 山森貴幸

TOP