法務局で履歴事項証明書を取得されると、設立して間もない会社などを除いて、登記されている事項に下線が引かれているのを見かけることがあると思います。
取得時点で有効でない過去の抹消や変更された事項については、下線が引かれています。下線イコール抹消と考えていいです。なので、下線部分は変更前の内容であり、現在有効ではありませんので注意してください。
では、抹消されて下線が引かれている事項は永久に履歴事項証明書に記載されたままになるのでしょうか?もし、そうだとすると、下線が引かれている事項だらけになってすごいページ数になってしまいますね。
そこで、下線が引かれている事項で履歴事項証明書に記載されているのは、取得日の3年前の年の1月1日から取得日までに変更等がされた事項であり、それより前に下線が引かれている事項は、「閉鎖事項証明書」に移記されて消えています。
なので、履歴事項証明書に記載されているより前の事項を調べる、又は証明する必要がある場合には、閉鎖事項証明書を取得することになります。
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プラスカフェ 相続
京都市左京区 設立
司法書士 山森貴幸